6月2日(土)

本日のお昼ごろ、嫁ぎ先のお義父さんがこの世を去りました。

4月27日、亡くなった旦那のお誕生日前日。
お墓参りの帰りに嫁ぎ先の鰻屋を訪ね
お父さんにお酒の1本も差し入れようと思っていたのに
その日は丁度雨でした。
お昼休み会社を抜け出して行くつもりだったのに雨では仕方ありません。
『旦那、機会をみて行くからね』と空に向かって呟いて
予定は延期することに。
そのまま、ずるずる今日まで鰻屋を訪ねることはありませんでした。

『もうお店に行ってもお父さんには会えないんだ』
『何で早くにもう一度訪ねようとしなかったんだ』
亡くなったと聞かされた時色んなものが襲ってきました。
そして何よりも旦那に申し訳なかったです。

旦那が亡くなってから年に何度か顔を合わせるだけで
特に連絡をもらったり子供たちの様子を尋ねられたりはしませんでした。
『そちらがそう出るなら私も迷惑かけなきゃそれで良いのだろ』と
半分意地になって多少の距離を嫁ぎ先と取ろうとしてました。
やっぱり『意地を張る』と後悔ばかりが残ります。

旦那が置いていった両親。
私がちゃんと尽くしてあげなきゃいけなかったのに
何もしてあげられないまま逝かせちゃったよ。
旦那・・・本当に申し訳ない。
『ゆみこなら1人でも大丈夫だよね?』
きっと私に任せて逝っただろうに・・・応えられなくて本当に申し訳ない。

10年一緒に働いたお父さん。
『ゆみちゃん指何号だっけ?』
何回号数を伝えてもサイズの大きな指輪や小さな指輪を買ってくるお父さん。
あちこちの指にはめてみて『ここならいけそうだよ』と
指輪をした手のひらを目の前でひらひら振れば嬉しそうに微笑んでくれた。

店のショーウィンドウの前でウトウトしていて
そのまま逝ってしまったお父さん。
まだ自分がこの世を去ったことに気付かずにうたた寝してるかもしれません。
旦那の為に毎日お経を読んでくれた父なのだから
今度はあなたがしっかり天国まで手を引いていってあげるんだよ。

2人に胸を張って会えるよう頑張るから
私が逝くまで親子でお酒でも飲んで待っていて。
文句も愚痴もその時聞くから、今はただ安らかに・・・。